2020/09/30 18:43
こんにちは。
MusterWerkの新宅です。
MAATEE&SONS 20AWの展示会で一際、目を引く素材があった。

Cashmere Hemp Matt Woven
皆様ご存知の柔らかさと風合いの神であるカシミヤと硬さのでるヘンプを掛け合わせた素材。
触ってみるとカシミヤの奥に硬い芯がいるような不思議な違和感を感じる。
勿論、軽くて着心地も申し分ない。
それもそのはず、無染色のナチュラルカシミヤ、ヘンプ。

型は昨シーズン好評のリラックスジャケット型。
芯材はなるべくというかほとんど使用せずに、抜けたラフなジャケットに。
なんなら袖もまくって、Tシャツなんかに合わせたい。

パンツはややルーズなストレートシルエット。
とても気分な秋冬パンツ。
セットアップを買う時にバラして使えるのか、
とても重要なポイントで、こいつはその話をするまでもなく、難無くクリアしてくる。
たとえパンツだけ、ジャケットだけでリリースされていたとしてもコレクションの主力になっていたと思う。
少し話は逸れますが、日本刀は、
一本の鋼をたたいて作るのではなく、
"柔らかい鉄" と "硬い鉄"を組み合わせて作ります。
これは、西洋の剣にはない日本刀ならではの作り。
柔らかさと硬さを合わせ持つことで優れた刀になる。
それは生地にも人間にも置き換えて言えること。
柔らかさの中の硬さを是非店頭で体感してみてください。